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IR情報

事業等のリスク

(2015年6月25日提出の有価証券報告書【事業等のリスク】より抜粋)

当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある 事項、及びそれらに対する対応は以下のとおりであります。 当社グループは、これら事項の発生の可能性を認識した上で、発生の低減に注力するとともに、発生した場合には その影響を最小限に抑えるべく可及的速やかに対応に努める所存です。

なお、以下記載事項については、当連結会計年度末現在(2015年3月期)において認識したものであります。

(a) 景気動向、経済・社会・政治情勢の変動による影響

世界的な景気動向や社会・政治情勢の変化、各国のエネルギー政策の転換、原油やLNG価格の市場動向等により、 顧客の投資計画に中止・延期や内容の調整が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす場合があります。また、 顧客・下請業者・機器資材発注先等のプラント建設に関わる取引先の経営状況により、工事の遂行計画や採算、代 金回収への影響が発生する場合があります。 当社グループでは、取引にあたりましては、経済・社会情勢の変動を注視しつつ受注活動を行っていくと共に、 リスクを最小化する契約条件の設定に留意しています。また、取引先の状況等の調査を十分に行い、取引の可否、 取引上の条件の確認や代替取引先の確保を行う等、これらのリスクの回避・影響の最小化に努めております。

(b) 地震等の自然災害、テロ・紛争等の不可抗力

地震等の自然災害やテロ・紛争等のカントリーリスクの不可抗力の発生により、工事従事者の安全への危険、機 器資材の工事現場への搬入の遅れ、現場工事の中断など遂行中案件の工事現場あるいは国内外の事業所において直 接的又は間接的な損害が発生する場合があります。 当社グループでは人命第一・安全第一を最優先に、危機管理ユニットを設置し情報の収集・分析を行うととも に、治安が悪化している国や地域の状況を踏まえてセキュリティコンサルタントを雇用するなど危機管理の強化を 図っています。また日頃から有事の際には顧客等関係先との協議を含め迅速な初動対応を実施できるよう危機管理 システムの拡充を図り、これらの危機事象発生に伴うリスクの回避・影響の最小化を図っております。

(c) 機器資材費の高騰

プラント建設では見積時期と発注時期に時間的差異があるため、一括請負契約において、機器資材の価格が予想 を超えて高騰するリスクに曝されています。特にプラント建設で主要部分を占める鉄鋼製品の価格は原材料である 原料炭と鉄鉱石の予想外の急騰により大きく影響を受けます。また、銅・ニッケル・アルミニウム・亜鉛などの市 場価格の変動は予想し難いものがあります。 当社グループでは、これらのリスクを回避し影響を最小化するために、市場動向の調査に加え、世界各地からの 購入先の分散を図るなどの調達先の多様化、機器資材の早期発注、有力な業者との協力関係構築などの対策を講じ ております。

(d) 工事従事者・機器資材の手配と確保

プラント建設では、大規模な建設工事に必要な工事従事者などの人的資源の確保、工事に要するインフラ確保や 機器資材の輸送が計画どおりできない場合、工程に遅れが生じ、その工程の遅れを回復するために追加費用が発生 する場合があります。 当社グループでは、労働力の逼迫する地域での工事にモジュール工法の採用など建設手法の工夫や有力な工事業 者・機器資材供給業者との協力関係を基礎にして、これらのリスクの回避及び顕在化した場合の影響の最小化を図 っております。また、ストライキ等により工事が中断を余儀なくされた場合には、顧客や現地関係機関と適切な対 応を取ることで、工事への影響の最小化を図っております。

(e) プラント事故

当社グループが建設中又は建設したプラントに、何らかの原因によって爆発や火災の発生等の重大事故が発生 し、その原因が当社グループの責任と判断された場合には、損害賠償責任の負担など業績に影響を及ぼす可能性が あります。 当社グループはこのような不測の事態が発生しないよう、"Safety is the Core Value"を標語に無事故・無災 害を最優先に品質管理・工事安全管理等について万全を期すことはもとより、適切な保険の付保、損害の負担に関 わる顧客との合理的な分担を定めた契約条件の獲得などによりこれらのリスクの回避・影響の最小化を図っており ます。

(f) 為替レートの変動

海外向け工事では、機器資材調達や下請工事代金の決済が顧客より受領する対価と異なる通貨で行われる場合が あるため、為替レートの変動が業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、支出を予定する複数の通貨での工事代金受領や為替予約の手当によって為替レート変動のリ スクを回避し影響を最小化するよう努めております。

(g) コンプライアンス対応

国内外でプラント建設を行うにあたり、国内の関連する法令・規制や、海外施工地等の国・地域の法令・規制に 従う必要があります。人権尊重や贈賄防止を含めて、それら法令・諸規制に違反する行為、もしくは疑義を持たれ る行為が万が一発生した場合には、プロジェクトの遂行や事業の運営に多大な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、これら違反の防止、疑義を持たれる事の回避のため事業遂行にかかる最新の法令・諸規制や ルール等を遵守することを徹底するとともに、常に国内外の関係当局や顧客をはじめとするステークホルダーの動 向をタイムリーに把握することに努めています。加えて、経営会議直轄の組織としてコンプライアンス委員会とそ の傘下にグループ各社からの委員をメンバーとするグループコンプライアンス委員会を新たに設置し、コンプライ アンスへの対応について「千代田グループ行動規範」に定める精神に基づき、確実に業務プロセスに落とし込んで おります。

(g) 情報セキュリティ

当社グループは、事業の遂行に必要な顧客や取引先情報を多数管理しているほか、技術・営業・その他事業に関 する秘密情報を保有しております。また、多くの基幹業務や商取引がITシステムを駆使して世界中の拠点で行われ ておりますので、コンピューターウィルスの感染や外部からの不正アクセス、サイバー攻撃などの不測の事態によ り、システム障害、秘密情報の漏洩、重要な事業情報の滅失等が発生して当社の事業へ影響を与える可能性があり ます。 当社グループでは本社はもとより主なグループ会社でISMS認証を取得して、定期的な教育や監査等の情報セキュ リティマネジメントを徹底しており、また事業継続計画を立てて防衛策を講じることで、これらのリスクの回避に 努めています。