株主・投資家の皆様へ

社長より近況ご報告(2008年7月1日)
株主の皆様には、ますますのご清栄のことお慶び申し上げます。
また、平素は、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社は第80期(2007年度)に創立60周年を迎えました。創立来の歴史を振り返りますと、創立当時の理念であります「人材」「技術と信頼」「国際社会への貢献」は今日まで脈々と引き継がれていることを実感致します。ここに、当社グループ第80期の会社概況及び第81期の経営方針についてご報告申し上げます。
■第80期の実績:増収減益
世界レベルでのエネルギー需要の増大により、国内外の設備需要は依然として活発であります。当社ではリスク管理を徹底し、既受注案件を確実に遂行できるよう全力を挙げて取り組んで参りましたが、完工高は増加し増収となったものの、カタールでの空前の建設ラッシュにより生じた熟練工事従事者の逼迫等特殊な状況により、工事費が増加し、結果として、大変遺憾ながら、営業利益の悪化は避けられず減益となりました。なお、カタールで建設中の世界最大級のLNG(液化天然ガス)プラントは、最初の1系列がまもなく完成致します。
■第81期キャッチフレーズ「継往開来」
〜先人の事業を受け継ぎ、未来を切り拓く〜
第81期は、コスト管理及び安全への配慮の一層の徹底を図り、国内外の既受注案件を確実に遂行し収益の回復に努めて参ります。エンジニアリング・ビジネスの基盤をより固めて次世代への継承を計るために、第80期より実施しております3つの重点目標 (1)「確実な遂行によるReliability No.1の実証」、(2)「安全文化の確立・定着」、(3)「次なる戦略の実行」を継続して参ります。
■三菱商事(株)との資本業務提携について
当社は三菱商事(株)との間で本年3月31日付にて資本業務提携契約を締結致しました。本契約を通じて、プラント・エンジニアリング分野における事業の拡張に関する方向性を共有する三菱商事(株)とのシナジー効果を追求致します。また、事業領域の拡大を伴った規模拡大を目指し、その資金調達のため、また三菱商事(株)との関係強化のために、第三者割当による株式の発行を行い、約608億円の払込が完了致しました。
■新中期経営ビジョン
三菱商事(株)との今般の資本業務提携をテコに、5年後には、現在の収益の柱であるLNG・ガス処理関連プラントに加え、新たな収益の柱を確保し、地域及び業域に多様性のある業容を持った総合エンジニアリング会社となることを目指し、現中期経営計画DSP2008終了後の第82期へ向け新中期経営計画を策定して参ります。
■グループ一体運営の強化
当社グループでは、「総合エンジニアリング企業として、英知を結集し研鑽された技術を駆使して、事業の充実を図り、持続可能な社会の発展に貢献する」という経営理念に基づき、全社員が企業活動に従事し、株主、顧客、取引先、従業員、地域社会など、全てのステークホルダーから信頼され、共感していただける企業グループ経営を目指すべく、当社創立60周年を機に千代田グループ・シンボルマークを策定致しました。今後、さらにグループ一体運営を推進して参ります。
■株主の皆様へ
中期経営計画DSP2008を推進し財務体制の強化に努めて参りましたが、第80期は期首計画を大幅に下回る決算となり、誠に遺憾ながら今回の配当については前期比5円減の一株当たり10円とさせて頂きます。なお、第81期の配当については、配当性向30%を目指し一株当たり11円の配当を予定しております。今後、企業価値を高めるため、さらなる努力を致しますので、株主の皆様におかれましても、中長期的に一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


