
千代田は、1972年に「21世紀への遺産」と題する小冊子を発行して、エネルギーと環境問題の解決への取り組みを宣言しました。この精神に沿って、千代田グループ各社は長年にわたり国内外でプラントを建設してきました。
現在展開中の環境技術の例を以下に示します。

Japan-GTL実証プラント(新潟)
エネルギーの安定供給と地球温暖化ガスの削減に貢献
CO2を原料として利用するGTL技術
国産のGTL技術*1の確立を目指して、新潟において日産500バレル規模の実証研究が進められています。これは、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が民間6社(国際石油開発帝石(株)、新日本石油(株)、石油資源開発(株)、コスモ石油(株)、新日鉄エンジニアリング(株)および当社)で設立した日本GTL技術研究組合と共同で行なっているプロジェクトです。
GTL技術を用いて製造される燃料は、硫黄分や芳香族分などを含まないため、環境に優しいクリーン燃料として期待されています。既存のGTL技術では、原料となる天然ガス中の炭酸ガスを除去する必要がありますが、このGTL技術(Japan-GTL技術)では、当社が開発したCO2リフォーミング触媒が採用され、炭酸ガスを多く含む天然ガスをそのまま原料として利用できるという特長を有しています。天然ガス中の炭酸ガスの除去が不要となる、この画期的な技術により、世界に広く存在する天然ガスを原料にして新たなクリーン燃料への道を開くことにもつながります。
2009年4月に実証プラントが竣工して以来、現在は2年間の実証運転を行なっています。エネルギーの安定供給と、地球環境に貢献できる独自のGTL技術の実用化に向けて取り組んでいきます。
*1GTL(Gas to Liquids)技術:天然ガスから合成ガス(水素+CO)を経由して液体炭化水素を合成する技術。

今後ますます厳しくなる水質汚濁と水不足へのソリューションとして、次世代型水循環システム「i Water™ システム」を開発しました。これは、石油プラントなどからの工業排水を浄化・再生し、冷却水給水やボイラ給水として再利用する循環システムであり、再生水の量・質は、利用先の要求に合わせることが可能です。
このシステムに関する実績の一つとして、2011年3月にサウジアラビアのジュベール工業地区における電気・水供給会社マラフィック社より受注した「工業団地内の工業排水の水処理・再利用に関するフィージビリティ」業務があります。この業務ではパイロットテストを通して「i Water™ システム」の設計・提案を行うことで、工業団地における水環境への貢献を目指しています。
今後も水資源の有効利用策として「i Water™システム」を積極的に展開していきます。
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2010年度は、生物多様性の保全活動への基本的な考え(下記)を示して活動に取り組みました。
海外主要プロジェクトにおける現場での取組につきましては、グループCSR報告書2011にも紹介しております。
一方社内での取組として、プラントや諸施設の設計・調達・建設業務の実施にあたり、顧客への環境提案を積極的に行っており、2010年度は国内・海外プロジェクトを対象に263件の提案を行いました。
地域森林の保全活動への参加
生物多様性保全活動の一環として、(財団法人)かながわトラストみどり財団へ加入して従業員らの森林保全等の活動を支援しています。また、生物多様性保全活動に関する情報を社内イントラネットを通じて広報発信しています。